一湊小の校区と歴史
  創立144周年   統合49周年
校区の概要

  校区は,屋久島の北部海岸沿い(宮之浦港より西へ12km)に位置し,前面に青い海,背後に吉田岳(1165m),一湊岳(974m),志戸子岳(908m)を擁する緑の深い山々に囲まれた自然豊かな環境である。広い校区は,一湊地区,志戸子地区,吉田地区の3地区からなり,昭和48年に,志戸子小,吉田小と統合して現在に至っている。
 一湊地区は,昔から漁業や荷役の行われる港町として栄え,屋久島の表玄関として発展してきた。港は昔の測候所跡などがのこり,漁協での取引や漁船の出入りが隆盛を極めた時代を思い起こさせる風景である。物流の中心港は宮之浦地区に移ってしまったが,特産物の「さば節」を製造する工場なども立地し,季節に合わせた漁が行われている。
 歴史的に見ても,縄文土器が出土した一湊松山遺跡,西郷隆盛が大島へ流刑になる際の中継港を記す石碑など,昔からこの地が重要な場所で会ったことが分かる史跡が点在する。
 さらに校区内を流れる一湊川に流れ込む布引の滝,上流には,国指定の天然記念物ヤクシマカワゴロモの生息地。平家の落人伝説が残る吉田地区やガジュマルの並木のある志戸子地区など,様々な歴史と自然に恵まれた地域である。そのため,港の向かい側に広がる一湊海水浴場や,志戸子ガジュマル公園,夕日の美しい吉田地区の展望台など,多くの観光客の姿が見られる。
 近年,一湊中学校が宮之浦地区の中央中学校と統合し,児童生徒数も減少傾向ではあるが,豊かな歴史と文化,自然に育まれた校区の方々が,積極的に学校教育への支援を惜しまない教育熱心な校区である。 

 一湊小学校は,薩摩藩私学校出身の生徒が開いた塾が前身の,歴史ある学校です。これまで多くの地域の方々に支えられ140年あまりの歴史を刻むことが出来ました。これからも地域と共にある学校として躍進していきます。

 

一湊漁港より集落方面を臨む
 
吉田地区
 
一湊地区
 
志戸子地区
 
 学校沿革史
 明治11 一湊小学校創立
    19 教育令改正 一湊簡易小学校へ改称
    34 一湊尋常高等小学校と改称
昭和 6 新校舎落成
  
 16 一湊国民学校と改称
    18 台風により旧校舎倒壊

   
22 一湊小学校と改称
    26 ルース台風で校舎大破
    27 新校舎落成
    30 台風25号により校舎大破
    34 水道工事完成
    41 PTA活動で校門新設
    46 鉄筋校舎落成
    47 水泳プール落成
    48 志戸子・吉田小・一湊小が統合
    52 放送室と施設が完成
    53 創立100周年記念式典・記念碑建立
    54 ソニー理科教室振興資金優良賞受賞
    55 屋内体育館完成
    60 スクールバス待合所新設
    63 創立110周年記念式典
   
  平成 1 サンライフ花壇コンクール特選入賞
   
  4 校舎サッシ工事落成 地区「生活科」研究協力校
   
5 統合20周年記念式典
      6 地区「環境教育」研究協力校
      7 飼育舎・スクールバス待合所新設
      9 ウミガメ孵化場完成
     11 ボランティア活動推進校表彰
     12 海岸愛護運動実地県知事賞受賞
        コンピュータ室整備 地区「道徳」研究協力校
     21 PTA九州ブロック賞受賞
     24 県書写展「学校奨励賞」受賞
     26 校舎耐震化工事完了
     27 体育館防災強化改修工事
     28 正門掲示板改修   プール側 鉄棒更新工事
      校務用ノートPC更新 8台 体育館暗幕取換
     
29 人権の花運動実施(5月~12月)   タイヤ塔ロープ取替工事
    
30 県「読書活動」研究協力校 公開研究会 
  令和 3  子ども人権プロジェクト推進校