別府川は蒲生町や姶良町山田から錦江湾に流れ込む川である。地元では「びゅうがわ」と呼ぶ。蒲生高校の校歌にはそう歌われている。その川の河口から遡ったことがあった。そのとき,カワニナがいると,大騒ぎしたとき,それは「タケノコカワニナ」で汽水の所にいて,ホタルは食べないはずだと聞かされてがっかりしたことがあった。それ以来,別府川を遡り,どこまでタケノコカワニナがいるのか,ほかには貝はいないのか,調べたいと思っていた。

 2002年(平成14年)5月4日車を走らせた

 鉄橋,国道10号線にかかる橋,旧道の橋3本がかっている上である。ここは明らかに塩水が常に押し寄せるところであろうように,ふじつぼやかきが堤防に着いていた。淡水では見たことのない巻き貝もついていた。おおきなジャンボガイの殻やタケノコカワニナの死貝もああることから,上流にいることがわかる。

次に車をとめたのが,高速道路をのぞむ橋の手前である。タケノコカワニナはいないのだろうかと探してみたが,最初はなかなか見つからなかった。先に進んで川の中で動いているタケノコカワニナに気付いた。
 朽ち木にまだ満ち潮になっていないせいなのか砂の上にあったが,たくさんの稚貝が動いていた。こういう木の藻を食べるのだろう。でも,ここまでのカワニナは少ない。
帖佐中学校の辺りから水鳥が多い。そこに降りていくと,水鳥は逃げていき,足跡が多い。きっとタケノコカワニナも食べられているのだろう。
 ここ辺りからカノコガイも見つかり始めた。前はイシマキガイと思っていたが,蓋が石ではないからカノコガイであろうと類推した。







岩が川の中からぽっかり顔を出している右の場所では大きなタケノコカワニナを見つけることができた。
「ポチャーン。」
と音がするので見ると,鯉がはねたのであった。鯉もタケノコカワニナを食べている気配もある。
 手前の船津橋から右が山田川,左が別府川で合流地点になっていて,いぜきができていて,コサギがたくさん集まっていた。右の写真に見るようにたくさんのタケノコカワニナがいた。そればかりではない。カノコガイもすごかった。
流れがある所に多くいた。これも鳥や鯉の餌食になることもあるので,そういう場所をすみかにしているのであろう。
 でも,これから上流に蒲生町に向けて遡っていったが,カノコガイもタケノコカワニナも見ることはできなかった。雨上がりの川で増水していたからであろうか。もう一度,遡ってみたい。
左下蒲生高校下    右下は前ノ郷川と後郷川の合流地点。ともに蒲生町。
 この辺りもカワニナやカノコガイは見つからない。