二〇〇二・八・三〇  百五十三 号

 鹿児島県ホタルを育てる会 
  発 行 責 任 者   上 野 武 次        
 環境省からは、「環境保全活動の活性化に向けた具体的方策について」講演がありました。
 「行政と民間団体の相互理解の促進と役割分担の明確化」、「参画と協働のための社会・制度両面にわたる基盤整備」、「地域からの環境創造立国」の三つを基本的考え方にすえているということや具体的な方策について学びました。
 全体講義では環境NPO法人はかた夢松原の会の川口理事長から取り組みの発表がありました。
 事例発表は、福岡市は四校分ビオトープづくりの予算を獲得し、ビオトープを設置したことと、ゼロエミッション企業推進事業(廃棄物アドバイザー)についての二点でした。
 そのほか、「環境学習のあり方」をスイス在住の山田さんが講演してくださいました。スイスの国と比べた日本の状況も役に立つ話でした。
 最後に「コミュニケーション能力向上講座」がありました。一日びっしりの中身で、いい勉強になりました。

  
 会長上野は文部科学省からの研究費助成を受け、水生ボタルや陸生ボタルが食べる陸産貝や淡水産貝についての生息調査,研究」を研究課題にこの夏、精力的に調査、研究してきて、六十ページワープロで作り上げました。まだ計画の半分にもいかないですが、このまとめの冊子には、研究課題についての考察のほか、鹿児島県ホタルを育てる会結成十三年の活動の総括、鹿児島県のホタルマップものせたいと考えています。
 そこで、会員のみなさんの各地に於けるホタルの夕べやホタル分布について、原稿用紙二枚程度にまとめて送ってください。各地のホタルマップについては、最盛期のホタルはどれくらいか、町村、河川名か用水路のある地区名を御記入ください。みる会やホタルのいる場所の写真も二、三枚いれてくださるとありがたいです。十一月末ぐらいまでにおねがいします。
 なお、ホタルが、いなくなったことについても考察する予定です。印刷・製本・発行は来年3月予定です。

 

八月三十日に福岡市で環境省主催の研修会があり、台風の中参加してきました。
 5月頃から始めていることですが、川を遡ってタケノコカワニナ、カノコガイ、カワニナがどこあたりにいるのかを調べてきています。
 日置郡の川が終わっていませんが、大きな川は回りました。
一番びっくりしたのが、川内川でした。東郷町から大口市まで(ダムを除いて)上のチリメンカワニナがいたことでした。縦に波線のひだがあります。ずっと見てきていたつもりですが、カワニナという観点から見ていなかったのだと反省しました。
 次は、枕崎市の花渡川の支流で太さは同じくらいのカワニナでも、極端に短いものがいたことでした。
 指宿市では大村さんの案内で調べて回りました。温泉から流れてくる川に、イボカワニナ、カノコガイ、ヌノメカワニナ、トウダカカワニナ、カバクチカノコガイ、フネアマガイが生息していました。
トウダカカワニナがいる川は流れを別の方にする工事が行われていて、埋めたてられてしまいます。絶滅が心配です。また、南方種のフネアマガイがいるのも驚きでした。
 また、タケノコカワニナににたカワニナもいました。きれいな色のもいました。
 ホームページで調べていると、カワニナには十六種もいるそうです。また、熊本県自然観察研究会の小林さんの話によると、カワニナには、夜型と昼型がいるそうです。全て背光性と思っていましたが、いろいろ調べないといけないこともあるものです。自分の所にホタルを飛ばしたいばかりに、どこのでもカワニナを持ち込んではいけないことをしっかり考えないといけないようです。