ホタル便り

         二〇〇五・十一・三      百九十一号

鹿児島県ホタルを育てる会発行

 これは毎月発行のホタル便りをホームページ形式になおし,一部カットしたものです。
 

加治木町木田用水路で
 ワークショップ行われる!

 加治木町木田用水路の工事が始まっています。加治木町ホタルの会の鹿倉さんが委員としてどういう水路にするかの検討をされていらっしゃったものです。
 それを受けて、一部工事が始まり、ワーク
ショップの開催になりました。上の写真が工事中で用水路の山側を削っているものです。ここあたりは、山にはヒメボタルが多く、ゲンジボタルやヘイケボタルもたくさん飛ぶ所だけに、どうなるのかな心配しました。そこで、今いるカワニナや幼虫を少しだけでも助けて移動してほしいと要望しました。後日訪れますと、工事の人達が助けて移動したとのことでした。わたしも残っているカワニナを工事しない水路に助け出しました。要望しないと救出が行われないということで、ちょっと工事の進め方について疑念が生じました。
 ワークショップは十月三十日にありました。工事の説明の後、用水路を二班に分かれて見て回りました。
 取り入れ口からいつも見慣れた
用水路を地域の皆さんと見て、まわりました。ホタルやいろいろな生きものがいることはいいことだとしながらも将来にわたって守っていかなければならないということには強い抵抗がありました。ホタルを守ると言うことは自然を守ることですし、用水路の脇に植栽帯をもうけ,将来にわたって景色の良い古里を守っていくことでもあります。
 しかし,守るという仕事を誰がするかと言うことになると手を挙げる人はいないのです。












       生態系保全護岸工(B型,A型)


しかし、自然に生きているカワニナは強いです。左のように工事をしている小さな水路にたくさんいました。
助けてあげたものもいっしょにしましたが、二月まで続く工事の中で何匹かの幼虫は生き続けていくのでしょう。
 九億万円かけて行われる工事です。容赦なく木などが切られ、やぶが取り払われていきます。やぶがなくなったために、次の年にホタルが壊滅した事例を見ていますので、さびしさがつのります。