二〇〇二・九・二十九  百五十四 号
 鹿児島県ホタルを育てる会 





 ゲンジボタルの幼虫がどんどん大きくなりもうヘイケボタルも終わりかなと思っていますと、まだ散歩の途中でヘイケボタルの光りに出会います。二カ所あるのですが、川辺の草の中で光り水にその光りが映っている所や道の草の所で光っているものなど一頭とか二頭とか数は少ないながら,健在です。
 平年なら十月の中頃まで報告があるのですが、平成元年十一月十六日の最長日はそれ以後、破られていません。今年はいつまでになるのか、寒くなりますが見て回るのを楽しみにしています。「終見」記録は報告が無くなったときに成り立つわけですから、見つけられたらとりあえず報告をお願いします。
 九月五日頃ヘイケボタルの幼虫が上陸しました。このことから十月までは見ることができそうです。(その後の調査で鹿児島のヘイケボタルの終見
は10月2日でした。)
 水路のゲンジボタルの幼虫はぐんぐん大きくなってきています。えさは足りるのか、カワニナは順調に育っているか、心配なところです。
 さて、川調べをしていることは前号でお知らせしたところです。その後、読者である滋賀県の口分田先生、兵庫県の西村先生などの紹介やコピーで、カワニナについて少しずつ明らかになってきています。
 まず置き方からして違いました。殻口(かくこう)を下にするようです。いつも上に











していたので変な感じです。滋賀県琵琶湖研究所から届いた冊子や紀平肇先生から頂いた資料、口分田先生の資料を読んでみました。まず、カワニナの各部分に名前がついていること(左の写真参照)お腹に入っている
貝を「胎貝」ということも知りました。この胎貝によって名前が分かれているようです。
 次に、カワニナ、チリメンカワニナ、ヤマトカワニナ,ハベカワニナ、タテヒダカワニナ、モリカワニナ、イボカワニナ、カゴメカワニナ、クロカワニナ、フトマキカワニナ、タテジワカワニナ、オオウラカワニナ、タケシマカワニナ、シライシカワニナ、ナンゴウカワニナ、ホソマキカワニナ、ナカセコカワニナが琵琶湖近辺にいることも知りました。
 タケノコカワニナやイボアヤカワニナ、トウダカカワニナ、ヌノメカワニナも加えると実に二十一種もいるということになります。紀平先生のメモによると、「カワニナ類は成貝の殻底の肋数で およそ分類する。」
のだそうです。
 
名前が分かれているようです月十六日に回った市来町の八房川で見た完全に淡水の所にいるタケノコカワニナに似たものはナに似たものはナンゴウカワニナにも見えました。
 上の右が川上橋の可動堰のところのもので、カワニナと混じり合っていました。
 上の左が可動堰
の上流の水が溜まっている所に架かっているふれあい橋の所のもので螺底肋は見あたらないのです。「汽水域でなく完全な淡水域でタケノコカワニナを採集されたというのは、多分カワニナの細長型であろうと思います。」
と、紀平先生の手紙にありました。現物を送って、同定してもらおうと思っています。
 また、手紙の中には「流れの遅いところには、丸太型、比較的流れの速い所では細長型をしている。それは、流れに流されないように腹足が発達し、殻口が大きくなるからです。」ともありましたので、支流による丸太型、細長型の分布が調べられたらいいなと思うことでした。