2021.4.20

 4月の下旬ともなると、鹿児島県では、ゲンジボタルの羽化誕生があちこちで見られます。
そこで、ゲンジボタルが羽化すると、すぐにも交尾が始まり、産卵が見られることになります。孵化したら、すぐ食べるのは「カワニナ」です。鹿児島には「カワニナ」と「チリメンカワニナ」がいます。
 カワニナは稚貝を産みますが、もう2月のころからたくさんになります。(下の写真左)網戸の網を小さく切って中に入れておくと、稚貝は網に着く藻を食べるためよじ登ります。稚貝を収集するには、いい方法です。
 親貝はキャベツやアレチノギクなどの乳液を出す植物が好きなようでウサギの好きなものと似てると言うのは、子どもたちです。 (下の写真右)
 
 石灰石を入れておくと,カワニナのしっぽが欠けるのが少なくなり,長生きします。黒い色のカワニナは見やすいようです。    キャベツにはほとんどのカワニナが近寄り食べます。カワニナを入れている箱によっては、振り向かないのもいます。 
 産まれたばかりのゲンジボタルの幼虫はすぐにもカワニナに近づき、攻撃を仕掛けます。だから、稚貝はたくさん準備しないと育ちの違いが大きくなります。