8月7日この日は,大隅半島をめざす。2級河川雄川だ。
カノコガイかイシマキガイのどちらかがいた。
次は雄川橋に行く。
いたいた。足跡が見えてきたので
ゆっくりと川の中をみると,どんどん上流へと歩いている。左の写真のように止水に集まっているのもいた。カノコガイなどは見つからなかった。この川は,住み分けているようだ。
右に行った方がいいのか,左に行った方がいいのか分からないまま真っ直ぐにと右に行くと,前に見たような神社に出た。カワニナが壁につい
ていた。きっとホタルはいるだろうし,雄川から取り込んだ用水路なら,雄川にもカワニナはいるだろうと期待を持った。
その水路を見ながら行くと,北之口橋に出た。左が上流の方で,真ん中が下
流の方だ。7日だというのに,もう稲刈りがすんで,かけぼしにかけている人の姿があった。川幅が狭くなっている。流れも速い。カワニナが2匹いた。
いったん大通りに出て,川に沿って小さな道へと進む。対向車と交叉するとき大変だろう道である。中島橋から下流を見る。
白く泡立っている。
少し先に行くと左の堰があった。おもしろい堰の作り方だ。斜めに石を並べ,固定してある。このような堰は初めて見たが,垂直に作ったのより空気が入り込むように感じられた。岸も大きな石を積み上げられているので,下まで下りることもできる。でも,カワニナは見つからなかった。
あっと思って車を留めたのが左の川が二つに分かれているところである。堰の上流は淵になっていてたくさんの水がたくわえられている。水は豊富で水もきれいだ。少し見える河原におりると,カワニナを見つけることができた。でも,少ない。
このあたりの川も白い泡が多い。この川の特徴だろう。流れは速いし,石も多い。
おおきな堰堤
先に進と堰堤があった。そして,大きな記念碑が立ててあった。
まだ先には雄川発電所があった。無人化しているが,勢いよく水がはき出され電気が生まれているんだろうと予想された。
数軒の人家が見えてきた。まだ先に進めそうでどんどん山の中を進んでいくと,石が落ちていた。なんとかすり抜けて先に行く。後戻りはできない。
すると,道が開け橋に出た。やっと車が通れる橋である。山の上に橋が見える。車も通っている。相変わらずきれいな白い泡の水である。
河原におりると,潜りに来たらしい痕跡が見えた。残されていたからだ。

水を見る。透き通って色もまたいい。でも,求めているカワニナは見つからなかった。下流をみると,岩の山である。まるで,山岳地帯を流れている山のようであった。
上流を目指す。どういったかわからなかったが,支流の一つ麓川にでた。下橋(しもはし)の所からは長いゆったりした下り道が作ってあった。長靴に水が入り込んだが,ほんとに何もいないのだろうかと見て回る。堰の所にもいない。砂の所にもいない。
いたのは,たった一つ石と石の間にいたカワニナだけだった。
上流早瀬橋にたどりつく。田代町と書いてある。
このほか,花瀬川花瀬自然公園に行くと,百畳
敷といわれ
る岩盤の川底が見事であった。
この雄川は一口に言えば速い流れと白い川だ。カノコガイが河口にいて,少し先にタケノコカワニナがいて,カワニナはあまりいなかった。