2014年1月9日昼から 上記のイベントがあった。メーリングリストに案内があったので,鹿屋市の生活環境課にメールをして参加した。
   
 生物多様性地域戦略を策定する動きが鹿児島に出てきている。鹿児島県は今素案が示され 2月14日まで意見を募集している。
 地方自治体でも策定され審議中のところもある。
 「地域の様々な主体と共に、地域に応じた柔軟な方法で、独自の特色あるものを策定することが望まれる。」という話であった。地域の特色を洗い出し,それを活かす戦略を見つけだすことが望まれているようだ。  主催団体の日本自然保護協会の保全研究部長の講演では、「地域戦略をどこから、どう始めればいいか、市民・企業などの民間の力を活用し協働ををどう進めればいいか」について、ガイドブックをもとに紹介があった。
     
 基調講演は鹿児島の歴史につて語らせたらピカイチの原口先生だった。「生物多様性を守るのは地域のわたしたちの意識(覚悟)であり、人間の見方も多様性になる」との話だった。  県の生物多様性地域戦略の策定にあたっている則久課長は、バブクリックコメントを行っている素案について報告された。  宮崎県綾町の報告。『自然と共に生きる町、綾』ということで、生物層の全体把握や町民からの自然に関する情報も収集して、「いのち豊かなづくりプラン」を策定中。
     姶良市では「環境基本計画」,霧島市では「生物多様性地域戦略」の策定について審議中である。
 今回の日本自然保護協会と鹿児島県が主催した「鹿児島の歴史文化と多様な生きものたち」(生物多様性地域戦略づくりを通じた地域おこしのススメ)のイベント参加によって学んだことは多い。暮らしと自然の未来像を市民,行政,企業一体となって探し出し,解決すべき課題が何なのか特定し,どう実行するか体制を作っていくことだ大事なようである。
 
 北海道の黒松内町からの報告。日本のブナの北限である特徴を生かし、森を活用しブナ林の「保全」から「再生」へと変化させる今までの取り組みがあった。  我が姶良市のNPOくすの木自然館の浜本さんの発表。鹿児島の生物多様性戦略について提言された。地域の我々が守り継ぐ実践の方向性を明らかにされた。