輝北町平房
  
 ←この小川が用水路に流れ込む。58cm/Sでカワニナは2個底面に見えた。流れのある中央ではなく,脇にいた。
 ↓その流れは,下の放水工のあるため池に出る。ここで水量の調整が行なわれ,人家の下を流れて遠くまで運ばれていくのである。落ち葉がたくさん溜っていたが,小魚もいた。カワニナは見つからなかった。
 
人家の下を通り,暗渠を過ぎた石牟禮神社の下は水路幅70cmで,流速23cm/Sであった。4mにカワニナがが54個いたので,1uに換算すると,19個ということになる。多いという方ではない。
 それでも,底面は砂で大小いたので,ゲンジボタルの幼虫も砂の中に入り込んでいるのであろう。




近ごろ少なくなったと言うことを補うために地区では右の場所にホタルは育たないだろうかとカワニナを育てていらっしゃる。田圃の脇の小さな用水路だが,山水や湧き水が流れ込み一年中水が無くなることはない。草に被われていたがカワニナがたくさん増えていた。これからの取り組みに期待したい。
 
 ずっとこの幅で水路は続いている。右の写真の道は,ヒメボタルが乱舞している所である。水路のすぐ上になる。→
 このあたりのカワニナ密度は1uあたり28個いる。ちょっと場所が変わっただけでも,カワニナの量に変わりがあるが,ずっと1Km以上続いている。北側が薮であったり,土手であったり,森であったりするのでゲンジボタルの蛹になる場所や羽化する場所があることになる。
 毎年5月の第三土曜日に「平房ホタルを見る夕べ」が開催されている。ダムが完成して水が流されるようになると,どう変化するのか分からないが,悪い影響がなければいいと思っている。