1)幼虫がふかしたら,いれものをじゅんびしましょう。
水そうでもいいですが,底が白い方が幼虫とカワニナのふん(うんこ)の区別がしやすいです。
やりやすいのは,発泡(はっぽう)スチロールのはこがいいです。
でも、ちかごろは 下に穴が開いたのが多いので,穴がないのを店屋さんからもらってきましょう。
(追加)
ふたがあるのとないのとでは温度の上がり方がちがいます。ふたをしておくと,30度以上にはならないようです。
2) エアーポンプやしゃしんにあるようなのがひつようになってきます。
ですから、そ
だてているうちに、こんなのがほしいと思ったら,なにかないかまわりをさがしてください。
そして,「こういうことをしたいから,さがしました。」ときろくしましょう。
きろくをとっておくと,分からなかったことが,なるほどと分かってくるものです。
このほか,ペンチもひつようになってきました。石灰岩もだんだん緑色になるので新しく,わったり,てにいれたり,川に行って白っぽいものをとってきたりしましょう。
3)いよいよ発泡(はっぽう)スチロールに幼虫をいれましょう。水道水でもだいじょうぶですから,川の水をくんできたり,水道水のカルキぬきをしたりするのはよっぽどカルキが強いときくらいです。でも,ほんとうんだいじょうぶかは川の水で育てたもの,カルキをぬいたもの,水道水でそだてたものなどと,たとえば50匹ずつ入れて,観察してみるのもいいものです。各地の水道水や川の水質によってもちがいますから,いろいろ考えてやるとゲンジボタルの幼虫もそれにこたえてくれと思います。水の深さはいろいろこころみてください。あまりふかくしない
ことです。
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緑色に見えるのは,白い石灰石です。白い石をいれておくと,昼間みると,石のそこにさかさまにくろいのがついているのでかんさつがしやすいです。
エアストーンの下にも昼間はかくれますから,まるいのより、しかくのがいいようです。
今はふ化し始めたばかりで300匹ぐらいしか入っていないので,石は1個ですが,大きさのちがう石を何個か入れて,どれに昼まには多くかくれるのか,観察しても楽しいです。
4)えさになる「カワニナ」をいれます。
生まれたばかりのようちゅうの大きさはどれくらいですか。水の上にくるりとまるくなってういているのはいませんか。それもようちゅうです。1ミリメートルもないようなのをうっかり流したり,ゴミだと思ってすてたりしないでください。
ちゃんと生きているのです。そのちいさな幼虫でも,カワニナを食べたがっています。そのしょうこには、小さい幼虫が食べられないようなカワニナがおしりをふって,たたかっていたり,水の上にたくさんういているのを発見できるでしょう。
なるべく小さいカワニナをさがして,いれましょう。大きいカワニナを金づちでわると,カワニナの中から,たくさんの稚貝(ちがい)が出てきて,動き始めます。それをいれてやるのがいちばんいいようです。
それができないときは,ちいさいのをたくさんいれてやると,そのうち、元気なやんちゃぼうずの幼虫が自分より大きいカワニナに注射し,たおすと,まわりのようちゅうがたくさん集まってきてたべています。虫眼鏡でみてごらんなさい。すごい食欲です。
また,なかなか小さいのが手に入らないときは,ペンチでしっぽを切り取ったり,からの口の所を少しわってやると,小さな幼虫もたべることができるようです。
5)ここで気をつけなければいけないことは,水がくされたり,よごれることです。
カワニナのふんがいちばんよごれるもとです。毎日水をかえることはありませんが,ふんがめだってきたら,すくいとりましょう。昼間は多くは石の下にいますから,昼間に道具を工夫してすくいましょう。
夏になったら,石ごとべつの入れ物にうつし,残った幼虫を一匹ずつ、うつしかえましょう。ここが根気のいる仕事です。へたをすると,このだんかいで、半分に減ってしまいます。
スポイトは,ガラスより,幼虫の大きさによって,どんどん先をきっていけるのがいいと思います。
いくつもの発泡スチロールを準備し,一人一人育てるのもいいようです。でも、えさをこまめにやった子のはたくさんいきのびて,あまりやらない子のは,たくさん死んでいます。おこられて世話をしないようにしましょう。夜見ることができたら,光ることがありますから,どんなときに光るのかもかんさつしてみましょう。
とにかく一番成功するこつは,たくさんのカワニナを入れておくことと,水のくされをくい止めること,夏場に水温が高くならない北側におくか,クーラーがしてある部屋に置いてやるかして,大事に育てましょう。
6)カワニナも同時に育てましょう。
左の写真は,柿のみを食べているカワニナです。野菜くずを食べている自然界のカワニナを見つけることが多くあるでしょう。だからといって,野菜くずを入れておけばいいと言うことではないようです。
いろいろやってみました。じゃがいもはうすく切ってすこしずつやると,くされる前に食べ終わってくれます。ゆだんをするとくされてぷかりとういてきますから、早めに取り出しましょう。
いいのは,大根ばの小さいときのものやちちぐさと言われるうさぎがすきな草です。ねっこともやるとすぐにはくされないので、何日もおいておいてもいいようです。土用干しのために水が少なくなった水路にカワニナが集まっているのでどうしてかなと見ると,上の写真のように柿を食べています。すごく集まるので,好きなのでしょう。人間にはしぶいかきもカワニナにとっては,少しずつくされていくのをたべていくので,しぶくないのかもしれません。それともしぶいところがいいのかもしれません。
えさを食べた大きいカワニナは,どんどん稚貝を産みます。少し大きい石を入れておくと,上へ上へと上がってきているので,石ごととって,幼虫がいる発泡スチロールのうえで洗い流すとかんたんに稚貝が手に入ります。
これから先のことですが秋になると,暑くなくなるから幼虫は元気で育つだろうとゆだんすると,どんどん死んでいきます。気をつけてください。
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