上の写真のようにここらは,北側に畑や大きな土手や森を抱えていることもあって,格好のホタル飛翔地になっている。不思議なことだが,昨年(平成14年)10月9日に放水された後見た水路が右の写真である。干上がったところと水が少し残っているところとあった。水が残っているところは,上の山からの絞り水であるが,何日も続くと水はかれ,カワニナもゲンジボタルの幼虫もやがていなくなる。



石で水を止めて,田圃に流す。
 8月4日続きを調べる。一軒目の家である穂森さんの家のあたりである。ここはホタルも多い。水が干されても家からの生活排水が流れ込むから,水が無くなることもないからだ。しかも,右の写真のように大きな石で水を止めて水を流している所は水がよどみ,いろんな水流ができることから,カワニナも多い。4mの範囲に113個を数えた。28個/1mになる。逆に反対側は水が速くなり(78cm/S)わずかに5個(1個/1m)しかついていなかった。
三軒目は黒江さんという方の前(右の写真)は,カーブしていてカーブの内側は流れが遅くカワニナは76個(19個/1m)いた。カーブの外側は28個(7個/1m)で流速は80cm/Sであった。用紙路も蛇行するといろんな流れが生まれ,水生生物にとって棲みやすい環境になることが分かる。
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